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「冷え」から体を守って健康と美しさを。健康文化をクリエイトする「株式会社レインボー」

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【2015年3月】冷え治療の権威

川嶋朗(東京有明医療大学教授)

「ドライヤーお灸のすべて」

川嶋朗先生

素人でも簡単にできて心地いい

川嶋朗先生は、冷えがもたらす病気や体の不調に対して、日本で、いや世界でいち早く警鐘を鳴らしてきました。その川嶋先生が病気や不調、そして冷えの改善に有効としてすすめているのが「ドライヤーお灸」です。 その方法をご紹介しましょう。

ドライヤーを使ってお灸

先生は「病気にならない体をつくる ドライヤーお灸」という本を書いておられます。ドライヤーお灸とはどのようなものでしょうか。
東洋医学の3大治療法は、鍼灸、漢方薬、気功です。 鍼灸はハリとお灸によってツボを刺激して治療を行ないます。 高い効果はありますが、鍼灸師は国家資格ですし、素人がツボの正確な位置を見つけて、的確に刺激することは簡単ではありません。まさしくピンポイントでツボを刺激しなければならないのです。

その点、ドライヤーならばお灸と同じように温熱によってツボを刺激できるだけでなく、温風により点ではなく面で刺激を与えられることから、素人でも「だいたいこのあたり」という感じで、おおよそのツボの位置を刺激できます。簡単で、時間がかからず、高い効果を得られるはずです。

お灸は市販されていますが、ツボが外れると熱いですし、うまくツボを抑えたとしても跡が残ることもあります。火を扱うのをためらう人も少なくありません。これらの点でも、ドライヤーお灸は大きな利点をもつ健康法といえます。

ツボを温風で刺激

具体的にはどのように行なえばいいのですか?
全身には361カ所のツボがあります。それぞれのツボを刺激することで、病気や不快な症状を改善するというのが、鍼灸の基本的な考え方です。

人それぞれ抱えている病気や症状は異なりますから、まずそれに適応するツボを見つけなければなりません。ツボについては、私の著書でも紹介していますし、その他の書籍やインターネット上でも公開されていますから、それらを参考にしてください。

ツボが特定できれば、そのツボにドライヤーを使って温風を当てます。だいたいのところでかまいません。最初は弱い温風がいいでしょう。皮膚から10センチほど離して、徐々に皮膚に近づけます。心地よく感じたり、「熱い」と感じたりする部分がツボです。ツボが知らせてくれます。

1回あたり、1〜2分が目安です。慣れてくれば、ツボにドライヤーを近づけ、「熱い」と感じたらすぐに離すという動作を5、6回続ける方法もあります。ただし、これを行なうときは十分に気をつけてください。

また、金属片、それも熱伝導のいい銅を使ったもの、例えば10円玉などをツボの付近に置いて、それをドライヤーで温めると、より効率よくツボを刺激できます。

朝夕2回、短時間で

いつ行なえばいいでしょうか?
朝と晩の2回が理想です。入浴前に行なうと、より体を温められます。

女性は入浴後、髪をドライヤーで乾かすでしょうから、そのとき一緒に行なってもいいでしょう。

いずれにしても、健康法は簡単で、気持ちよくないと長続きしません。苦痛を感じると、それがストレスになり、我慢は交感神経を優位にして体を冷やしてしまいますから。
川嶋先生
ドライヤーお灸をするときの注意点は何ですか?
まず、自分自身でやることです。家族など、他の人にやってもらうと、熱さの加減がわかりません。

温風を当てるときは、決められた時間を守ってください。長ければそれだけ効果があるというわけではありません。長時間にわたって温風を当てないことです。

当ててはいけない場所もあります。顔や粘膜、ケガをしているところ、痛みがあり熱をもっているところなどは当ててはいけません。

肌が乾燥している人や肌荒れの人は、肌に直接当てず、下着や服の上から当てるといいでしょう。タオルを置いて、その上からでもかまいません。

妊婦さんは避けてください。

高齢になると皮膚の感覚が鈍くなります。熱すぎても気がつかないこともありますから、火傷をしかねません。こういった方々には指圧をおすすめします。

誤ったツボを刺激することも注意しなければなりません。例えば、足三里というツボがあります。このツボにはさまざまな効果、効能がありますが、そのひとつが胃酸の分泌を促進することです。もし、胃潰瘍を抱えていれば、胃酸が過剰に分泌されると、症状を悪化させてしまいます。

もし、ツボを刺激したことで体に異常や不調が現れれば、すぐに止めてください。

PDPでより効率よく

レインボーでは、このたび、遠赤外線の一種のPDPを発するドライヤーを発売しますが、遠赤外線の良さを教えてください。
遠赤外線を発する温熱機はストーブや調理器などさまざまあります。多くの方が遠赤外線は体の深部まで浸透すると考えていますが、それは誤解です。遠赤外線のもつ波長によって、皮膚の細胞が共振するのです。それが次々と体の内部に伝わり、結果として体の深部まで温かくなります。遠赤外線が体の奥まで温めるといわれるのはこのような仕組みによるものです。
ドライヤーでツボを刺激する健康法によってレインボーの会員の皆様もより簡単に、より効率よく、体を温められると思います。ありがとうございました。
川嶋先生
川嶋朗先生 プロフィール
1957年生まれ。医学博士。
北海道大学医学部卒。
東京女子医科大学大学院修了。
ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院留学。
東京女子医科大学准教授を経て、東京有明医療大学教授。
新著に「『無理する自分』を捨てれば病気は逃げてゆく」「自癒力」など多数。
http://www.hanada.ac.jp/
川島先生著書
「病気にならない体をつくるドライヤーお灸」(青山出版社)「本当に効く!レベル別冷え退治バイブル」(扶桑社)など多数。

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